seaside
ごめんね
届けきれない
言葉を
もてあまし
あの雲の雨に
濡れながら
ただ
ここにいる
sandglass
おちてゆく
砂ばかり
眺めていた
減り続ける
砂ばかり
止めようと
していた
溜まりゆく
砂を
受け止めること
忘れていた
大切なもの
みんな
ここにある
cut
笑わないで
少女でも
あるまいし
失恋したなんて
言わないから
笑わないで
生まれ変わるため
なんて
言わないから
落ちゆく髪に
さようなら
それだけ
quietness
たおやかな
心でいたいと
願う
薄墨の雲さえ
美しく
ときめき
溢れだす
こんな
想い まだ
ここに
ある
夜の帷の
すこしまえ
rainbow
流浪の旅に
憧れ
辿り着いた
昨日の空
いつまでも
どこまでも
変わらぬはずの
夢を越えて
今日もまた
歩き続けよう
あの
虹の袂まで
shower
雨の匂い
風に運ばれ
静かな
景色
連れてくる
より深く
碧葉
萌えながら
心の水面に
波紋を
たててゆく
星の船
想いをのせて
さやめく夢だけ
伝えてほしい
煌きながら
消えゆく星への
願いごと
既 望
ねえ
しってる?
もういいよ
なんて
もう言わないよ
いつでも
終わりの夢に
うなされていた
終われば
始まるってこと
当たり前だけど
忘れていた
だから
もういいよ
なんて
もう言わない
別に
何もないよ
ただ
いつでも
始まりだと
信じてみたくなった
それだけだよ
笑っちゃうね